1日目その1:
よっ、大統領!
サンノゼ→ラピッドシティ→マウントラシュモア (1999/7/3その1)
今日は朝が早い。アパートを5時に出発。5時15分にはサンノゼ空港の裏側
(2752 De La Cruz Blvd. Santa Clara, CA 95080)にある駐車場に到着。
空港に併設する長期駐車場(Green Lot, Yellow Lot)が1日$10なのに対し、ここは少し便利は悪いものの1日$6なので、
長い間出かけるときはお値打ち。隣にAlamoレンタカーの営業所があり、空港までのシャトルバスはAlamoのマークの
入ったバスを利用する。前に利用したときは待ち時間ゼロで乗れたが、今日は20分ほど待つことになった。
やはり時間に少し余裕を持って出て来たのは正解。
白いテントのある待合所に人が集まってくる。スチュワーデスやパイロットの格好をした人もいる。
ようやく来たAlamoちゃん、まだ朝の5時半過ぎだというのに満員になって出発、サンノゼ空港へ急ぐ。
空港ではUA(United Airlines)の窓口に長い行列が出来ている。今回も航空券はインターネットで買ったが、
いつものようにカウンターで名乗ればいいだけ(Eチケット)ではなくて、普通のチケットが郵便で送ってきた。
一応近くにいたUAの職員さんにチケットを見せて尋ねたところ、荷物を預けないのなら直接ゲートに向かっても良いとの返事。
以前ワシントンDCからサンノゼに帰ってくるとき、預けた荷物の到着が2〜3日遅れたことがあり、それ以来荷物は
なるべく小さくまとめ、できる限り機内に持ち込むようにしている。荷物を持ってゲートへ直行する。
チケットはサンノゼからデンバー経由ラピッドシティまで往復でひとり$401。距離の割りには高いように思うが、
それでもインターネットのオンライン予約を調べ尽くして見つけた、他より$100近くも安かった掘り出し物だ。
6時20分発のUA336便で、デンバーへ。デンバー到着は9時42分(時差1時間)。機内では朝食のサンドウィッチが
箱に入って出てきた。茹でただけのベビーキャロットもついていて、まあまあおいしい。
デンバーは大きい空港。動く歩道がある。ラピッドシティまでゲートの前で待つ。11時30分発のUA7134便。
出発時間が近づいてきてもなかなか人がゲートに入っていく気配がないので聞いてみると、もうゲートから中に
入っていけばよいとのこと。急いで入って行くと、1階に降りる階段がある。その先は廊下の左右にいくつもの
出入口があり、飛行場の地面へ出られるようになっている。これから乗るのは32人乗りの小さな飛行機だ。
荷物が大きいからということで、乗る前に預けさせられた。
機内では若いお兄さんがひとりで飲み物を運んでいた。航空会社に入社したばかりの新人は、こういう地方の
小さな飛行機で修行を積むのだろうか。
今日は4人の大統領の顔が彫ってあることで有名なマウントラシュモアに行き、そこで花火を見る予定になっている。
よく考えれば、アメリカで花火が上がるのはたいてい7月4日の独立記念日当日。今日は7月3日で独立記念日の前日。
あれ、ひょっとして日を間違ったのか、インターネットで見たときは確かマウントラシュモアの花火大会はJuly-3と
書いてあったはず。。。と、悩んでいるうちにラピッドシティへ到着。12時40分。
ラピッドシティの空港は意外に小さく、田舎の雰囲気の空港だ。電話予約していたHertzレンタカーの窓口に向かう。
係りのお兄さんに花火のことを聞くと「花火は今日だったと思う、早く行かないと車を停めるスペースもなくなるよ」
とのこと。レンタカー屋さんでRapid Cityと周辺の地図をもらう。デビルスタワーからバッドランズまでの範囲が
載っていてわかりやすい。出発前にインターネットのMapQuestを使ってこの周辺の地図をプリンタで印刷して来たが、
意味がなくなった。
宿や観光地のパンフレットをいくつかもらってから、空港の外に出る。レンタカーは銀色のフォード・トーラス。
ゆったりしてなかなか快適。1時15分頃、空港を出発。
15分ほど走ってラビッドシティのダウンタウンに到着。古い煉瓦造りの建物もあって、ちょっと歴史がありそうな感じ。
街角のレストランで昼食。ハンバーガーとサンドイッチ。水はおいしくないが、食事そのものはまあまあだ。
特にポテトがおいしい。
日本人が珍しいのか、ちょっと視線を感じる。同じアメリカでも、サンノゼではわれわれのような東洋系の人は
全然珍しくないが、やはり中部に来ると事情が違うようだ。お客さんを見ていると、支払いはテーブルではなく
帰り際に出口のレジで済ませている。日本では当たり前のやり方だが、アメリカでは珍しい。
食事をしている間に2時になった。2時でレストランは一旦閉まる。支払いを済ませて外へ出る。
街角の店先には、アメリカの星条旗が翻って、独立記念日のムードを盛り上げる。少し散歩をしてから、
マウントラシュモアへ車を走らせる。大統領の顔が彫ってある写真をイメージしながら、岩山が多い場所だろうと
勝手に想像していたが、意外と緑が多い。
Mount Rushmore National Memorialの看板がある。Memorialだから、国立公園(National Park)でも
国定公園(National Monument)でもなく、国立記念碑?といったところか。
途中のキーストーンの街もにぎやかでお祭りの雰囲気。家族連れの観光客がたくさんいる。
60年代に流行ったような(<よう知らんけど)ヒラヒラドレスで着飾ったお姉さんが道の両側で愛嬌を振りまいている。
キーストーンを過ぎてしばらく行くと、右手の山の上に、今まで何度も写真だけで見てきた大統領の顔が出てきた。
おお、マウントラシュモアだ。