Kamo mini
 8日目: 楽しさ満喫!ラスベガス!
 ラスベガス一日観光 (1998/1/3)
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 今日はいつもよりゆっくり起きて、ミラージのバフェに食事に行く。ここでも20分ほど列に並ぶ。二人で$19.15。 ミラージのバフェも、リオスイートのカーニバルワールドバフェと比べると少し規模が小さいようだが、 味の方は勝るとも劣らぬ見事なもの。その場で好みに合わせて作ってくれるパスタがおいしかった。

 おいしい食事をした後、ホワイトタイガーを見る。ミラージの人気ショー、ジークフロード&ロイの手品の中に出てくる ホワイトタイガーを、ホテルの中でガラス越しに見ることができるようになっている。勇ましく動いており、 なかなか迫力があった。

 その後街へ出る。まずはモンテカルロホテルまで歩いて、今夜観る予定のランス・バートンのマジックショーの 前売りチケットを買いに行く。舞台を観るには遠いといわれている2階席しか空いていなかったので悩んだが、 結局観ることにする。一人$34.95。夜10時半にまた戻ってくることにして、モンテカルロホテルを出る。

 ラスベガスのホテルは、宿泊代ではなくカジノから得られる収入が経営の基本になっているということで、 少しでも多くの人にホテルに来てもらうよう、またカジノに人が集まるように普通のホテルとは違ういろいろな 仕掛けがあるようだ。以下、インターネットのホームページ (ラスベガス大全へのリンク) より得た知識。

 まずホテル代が安い。一流ホテルのミラージで、正月休み期間に、しかも金曜と土曜の夜だったにも関わらず 一泊$79で泊まれる。オフシーズンになるともっと安くなるということだ。

 またラスベガスのホテルのレストランは、バフェに代表されるように値段が手頃。そしてまたそれらのレストランが どこもたいへんおいしい。アメリカ中の一流食材がラスベガスに集まっているのではないかと思うくらい、 どこに行っても本当においしかった。レストランの中でもギャンブルができるようにキノという数字当てゲームの 申し込み用紙が置いてあり、用紙を回収するお姉さんが回っている。また普通のホテルではレストランは景色の きれいな最上階にありそうなものだが、ここラスベガスではカジノの周りにレストランが集まっている。

 人がホテルに集まって来るようにプールや駐車場は無料になっており、またホテルごとに趣向を凝らした アトラクションが用意されている。われわれも今回、サーカスサーカスの(名前の通り)サーカス、ミラージの火山爆発、 シーザーズパレスの踊る石像などを観たが、普通ならお金をとってもいい内容のものを、無料で観ることができる。

Mirage
 理由はどうであれ、ラスベガスは遊ぶには本当に都合のよい街であるのは確かだ。娯楽の街として世界中から たくさんの人が集まって来るためホテルの規模も大きく、世界のホテルの部屋数ランキングベスト10はすべて ラスベガスにあるという話も聞いた。世界一部屋数が多いのがMGMグランドホテルで5005部屋、われわれが泊まっている ミラージも3049部屋だ。

 ラスベガスのホテルの難を言えば、その構造の複雑さだ。玄関からエレベータまでカジノを通らなければ行けないように なっているところがほとんど。チェックイン、チェックアウトの時など、スーツケースをゴロゴロ転がしてカジノの中を 通るのはちょっと変な光景だった。またどこのホテルに行っても、カジノの中で道に迷うことがたいへん多かった。 カジノに入った客を逃がさないという意味か、出口がもともと少ない上に、出口の案内表示があまりないように感じた。 またホテルの入口にある動く歩道が、ホテルに入っていく方向だけに設置されているところもあった。

 お客が部屋に留まらずカジノに来るようにするため、ホテルの部屋には冷蔵庫がないということだったが、 確かにそうだった。またわれわれの泊まった部屋にはテレビはあったがスイッチが入らなかったのも、 そういう意味なのかと思った。ルームサービスの値段や電話の値段も比較的高目に設定してあるということだ。

 いろいろなホテルをぶらぶらしたあと、夕方4時からトロピカーナでリック・トーマスのマジックショーを観ることにする。 ショーが始まるまでの間スロットマシーンをしたが、ほとんど全く何も出ない。ボタンを押す度に¢25がなくなっていく。 そもそもスロットマシーンは、どの図柄がどうなればよいのか、未だによくわからない。機械には図柄の組み合わと配当が 書いてあるが、もうひとつピンと来ない。図柄が美しく並べばよさそうなものだが、機械に書いてある図柄の組み合わせと、 それに対応する配当の関係が、感覚的に理解できない。瞬く間に$5ほどなくなって、何が面白いのかわからぬまま、 もう二度とスロットマシンはやらないと誓う。

 リック・トーマスのマジックショーは$17.95と安く、会場も庶民的な感じ。そのわりにはホワイトタイガーが 出てくるような大掛かりなマジックもあり、またリックの人柄が伝わってくるようなトークもあって、たいへん楽しく 過ごすことができた。終演後出口でリックが待っていて、観客を見送っていた。ぺこさん、リックと並んで写真を撮って もらった。いずれリックが大物になったら、この写真の価値が出てくることだろう。

 ニューヨークニューヨークに行く。自由の女神やエンパイアーステートビル、クライスラービルなど、ニューヨークの 建物を模したホテル。縮尺は1/3。とはいっても、もともとのエンパイアーステートビルの高さが380mにもなるので、 1/3の縮尺といってもかなりの高層ホテルだ。それらの建物を縫うようにジェットコースター、マンハッタンエキスプレスが 走っている。嫌がるペコさんを説得して乗ることにする。一人$3。長い行列ができていて、20分ほど待ってようやく乗車。 ラスベガスの夜景を見ながら走るジェットコースター、なかなか面白かった。ペコさんはずっと目をつぶっていたそうだ。 ニューヨークニューヨークではカジノからなかなか外へ出る出口が見つけられず、迷いに迷った。

 バフェでぜいたくな食事が続いたため、夜は軽くMGMグランドホテルの中にある日本食のファーストフード店で済ませる。 ラーメンと鶏肉丼を食べたが、さすがラスベガスというべきか、ファーストフード店でもなかなかそれなりにおいしかった。

 モンテカルロホテルではランス・バートンのショーが始まるまで時間があるので、その間いよいよラスベガス初の ルーレットに挑戦することにする。ペコさん銀行から$40を出してもらってルーレット用のチップを買う。緊張の初参加。 和気あいあいという感じではないが、慣れてくるとそれほど堅苦しくもなく、まずまず楽しめる。買ったり負けたりしながら、 結局$29儲けたところで抜ける。チップを両替所に持って行って換金。本当にお金が入ってきた。うれしい。 ルーレットの面白さも味わい大満足。

 ラスベガスでは結婚の手続きが簡単で、よく結婚式が行われるという話を聞いていたが、本当にそのようで、 カジノの中をタキシード・ウエディングドレス姿の新郎新婦が歩いていた。

 いよいよランスバートンが開演。ところが残念なことに、期待していたわりにはあまり面白くなかった。 やはりリック・トーマスからマジックショーの連続になり、内容も比較的似ていたことが一番の原因か。 また2階席で舞台があまりよく見えなかったのもひとつの原因かも知れない。

 ランス・バートンは超一流の手品師だそうだが、そのランスと比べても、前に観たリック・トーマスの手品は 引けを取るものではなかったように思う。またリックはその話しぶりから感じられる人柄にも好感が持てた。 チケットの値段を考慮しなくても、リックの方が良かったように思った。

 また夜のラスベガスを歩いてミラージへ戻る。いよいよ明日が旅行最終日。



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